第1章 好きだから…*越前
○○「…え!?リョーマくん!?」
わたしが目を丸くしているとリョーマくんはどんどん顔を近づけてきた。
○○「ちょっと!ちょっと待ってよ!」
ピタっとリョーマくんの動きが止まる。
唇が触れるまで残り約5cm。
越前「何?」
○○「もしかして…この状態でするつもり…?」
越前「そのつもりだけど」
○○「…リョーマくんに風邪、移っちゃうよ!」
遠回しにヤメようって意味だったんだけどリョーマくんには聞こえてないらしい。
それが?って顔してる。
越前「あんたがそんな顔するのが悪い。…ん。」
○○「ちょっ!…んん!」
待ちきれないといった様子でリョーマくんはキスをしてきた。
いきなりの激しいキスで頭がボーッとする。
越前「風邪くらい…移していいって。」
○○「ん…はっ!んん!」
越前「あんたのだったら、何でもいい…」
○○「り、リョーマくん…!う、んっ!」
そう言うと唇を割って舌が口内に進出してくる。
リョーマくんの柔らかい舌の感触に私の脳内は考えることを放棄した。