第5章 会長の責任*跡部
ちなみに…。
次の日の朝。
○○「い…ったぁ。」
朝起きてから腰痛が酷い…。昨日、やりすぎた…。
"ガラッ"
○○「失礼しまーす……って、えぇー!?」
中にはいつものように椅子で足を組みながら紅茶を飲んでいる景吾さんの姿が。
○○「ど、どうして生徒会室に!?朝はいつも寄らないんじゃ…」
跡部「あーん?お前が昨日やり残した仕事片付けてやってんだ。」
トントンと指で机の上を叩く景吾さん。
○○「あ、あの…。それ、私がやりますよ…あははは…」
跡部「いや、これは俺様がやる。お前の仕事はこれだ」
すると、手招きされる私。
キョトンとしたまま大人しく従っていると…。
○○「なんです…っきゃ!!」
手を思いっきり引かれ、景吾さんにもたれ掛かる姿勢になった。
跡部「跨げ。」
え、えぇ!??
思わぬ大胆発言!?
何とかして回避せねば!!
跡部「…この仕事、本当はお前が昨日中に終わらせるはずだったんだぜ?…今日中に終わらせねぇとやべぇんだよ」
○○「…す、すみません…」
大人しく景吾さんに跨ぐ。
会長と言うのは恐ろしい…。
責任半端ないもん。
○○「で、でも、これが仕事なんでしょうか…?」
跡部「俺様を癒す仕事だ。お前にしか出来ねぇんだよ。感謝しろ」
ポンポンと頭を撫でられる。
なんで、こんなかっこいいことさらっと言えちゃうんだ?
好き過ぎて死んじゃうよ…。
私は景吾さんを全力で愛してる。
きっと、景吾さんも同じ気持ちだよね?
〜END〜