第2章 ⚡︎ 上鳴電気 .1. √
ぐちぐちと腸壁を擦られる
「う、ぁあっ、も、かみなり、」
さっきからこればっかりだ、もう解れて入るのに、焦らしたいのかなんなのか
「ん?何?…あ、物足りない?」
にぃ、と悪戯っぽく笑った上鳴が今度は前立腺を押してくる。
「ッんぁ、ちが、くないけど、そうじゃなくて」
「えー、じゃー何?電気くんに教えて」
ずい、と顔を近付けられて、こころなしか顔が赤くなった気がする。…いや、気のせいだ大丈夫。
「…も、もう、いれろよ」
「何を?」
あ、こいつわかっててやってるって思ったけど、ぐずぐずに溶かされた今、悪態なんてつけなくて
「かみ、なりの、」
「俺の?何?」
ああクソ、自分も苦しいくせに、一丁前に焦らしてんなよ馬鹿。
上鳴の首に腕を巻き付けて、耳元で
「……っ、でん、きのちんこ、いれて」
これで少しでも余裕がなくなってくれないだろうかと意識して甘い声で言ってやった、