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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第9章 賭け。




「この受け答えだけは早くなったな。」

にやりと笑いながら信長様がいう。

「もちろんです!さぁどうぞ??」

「貴様はたいむすりっぷとやらをしてこちらにきたのだな?」

「???そうですよ。今さら私が嘘を言ってたとでも?
 はるさんと同じく、ちょっと年代が違いますが
 500年先の未来から来ましたよ?」

自分でいいながら、
よくも、こんな突拍子もないことを信じてくれるなぁと
改めて思ってしまう。
私なら頭がおかしくなったのかと
一蹴しそうだ。

いいながら碁石を片付けはじめる。
その光景をみながら信長様がまた話し出した。








「ほぅ、では質問を変える。
 貴様たいむすりっぷは何回目だ?」







ーーーーーっ!
片付けていた手が一瞬止まる。


どういうことだろう。
何回目って。
信長様は何を思って。、。

顔をあげるとただただまっすぐに私を見る
信長様の瞳があった。


「………それはどういう意味ですか??」


平静をよそおっていう。
大丈夫。
声は震えてないはず。


「どういう??そのままの意味だが?」

信長様の真意がわからない。
お互いがまっすぐにみつめあう


心臓がどくんどくんと音を立ててなっている。
もしかしたらこの音も聞こえてるんじゃないかと思うくらいに。


「ひな、貴様は一体どこから………」
「信長様。」

信長様が真実を言う前に、
制するように言葉を発する。


「賭けは1つの質問に1回真実を答えるです。
 最初信長様がおっしやったのは
 たいむすりっぷをしてここにきたのか?ですよね。
 だったらもう、質問は終わりでは?
 やり直しはだめなんですよね?信長様?」


にこっと笑って信長様をみる。
信長様は少し目を見開いたあと、
観念したといわんばかりに盛大に笑った。


「はははは、面白い。
 久々言い負かされた気分だ。
 よかろう。次の勝負の時は気を付けるとしよう」


「ふふふ、はい。」


私は笑いながらも
心臓がまだ、退くんどくんと、音をたててなっていた。


まるで、警鐘を鳴らすかのようにーーー。


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