第1章 1.プロローグ
「天正13年、、おそらく安土から遠くない所です。」
!!!
私がタイムスリップしたのはちょうど本能寺の変の
天正10年。
そこから約半年過ごして飛ばされたから
だいたい2年半たった計算になる。
でも。、。
つまりはタイムスリップできた。
安土から遠くないというのはおそらく
この女の子はあの状況から見て誰かに連れ去られたのだろう。
それでも安土に近いのならーーーー。
ーーーー政宗に会える。
あの人の胸にとびこめる。
「あの。。」
言い様のない嬉しさを噛み締めていると
女の子が口を開いた。
「もしかして、、、あなた、、、」
「ここかぁ!おめぇらー!!!」
!!しまった!油断した!!
振り替えるとさっき下にいたやつより
一回り大きい男が刀を振りかざしている。
なにか防ぐものを。。。
咄嗟に無意味でも近くにあった木の棒を
頭にかざした時ーーーーー。
「動くな!」
あれからずっと、
聞きたくて聞きたくてたまらなかった声が
今聞こえた。