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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第1章 1.プロローグ




「ぐわっ!!!」


大男は私たちの前にたおれこみ
顔をあげるとそこには
間違いなくこの一年
思い続けていた愛しい人がたっていた。



「ーーーーっまさ「政宗!!!!!!!」」




呼び掛けようと思って
感極まって声にならない思いを打ち消すかのように
さっきまで横にいた女の子が
政宗を呼び立ち上がって駆け出した。




え???
この子も政宗を知ってるの???

状況をよく飲み込めない私を前に
女の子は政宗の胸に飛び込む。



「はる!!!」


ーーーっ!!!


政宗の口から知らない女の子の名前が紡ぎ出される、



「お前、動くなっつっただろ?!!」


口調は少し怒っているものの
抱きつかれた政宗は懐かしい優しい瞳をその女の子に向けた。




この顔は知ってる、
ほんとに心配で心配で、そして安心した顔だ。




「だって。。。」



女の子が政宗を見上げた瞬間
私は自分の目を疑った。
いや、もうもう何もかもが崩れ去った。



「。、。っん、!」


政宗の顔がはると呼ばれた女の子に近づき
食らうようなキスをした。




まるでスローモーションのように。
その苦痛の時間が永遠続いてるかのようだった。。



ねぇ、政宗、
やっぱり【ずっと】は待てなかったかな。。。
やっぱりあのときもっとちゃんと手をつないでたら
こんなことにならなかったかなーーーー。




私はただただ
二人を眺めているしかなかった。。
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