• テキストサイズ

【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第7章 ほころび。




花見会場につくと
この前謁見にきた大名たちもいた。


「え?今日っていつものメンバーだけじゃ
 ないんですか???」

賑やかな会場をみて言う。

「あぁ、一度宴を催してくれという大名が多くてな。
 そんなに毎回宴会もしてられんし、
 花見と一緒にしてやろうという事になった」

「へぇ。。。あっ!でもいつもの皆さんしかお弁当
 作ってないですよ!!」

焦っていうと信長様はまた笑って答える。

「よい、気を遣いすぎだ。皆それぞれここで花見をする。
 たまたま居合わしたと思えばよい。
 皆、それぞれが好きに花見の食事を持ってきている。」

へぇ。。。
そういいながら辺りを見渡すと
花見弁当というにはもったいないくらい
豪華な食事が並べられていた。

きっと信長様と一緒ということで張り切ったのだろう。
うーん、私と政宗のお弁当大丈夫かな。。。
なんて不安に思ってると


「俺とお前が作ったんだ、味はぜってぇまけねぇ。
 もちろん見た目もな。」


「そうだね。。。」


みんなの、好きなものを一品は絶対入れるようにと
色々工夫はしてるけど、
見た目は。。。大丈夫かな。。。
昔から料理の盛り付けが苦手だった。


高校の頃好きな子にお弁当を作ってきてくれっていわれて
作ったものの
最後の最後見た目がイマイチすぎて
どうしたものかと、思ってると
お母さんがちょっと並べ方を変えるだけで
本当に、美味しそうになったことを思い出す。

センスなんだろうなぁと嘆いていると
少し遠くから三成くんの声がした。


「信長様ー!!はる様ー!ひな様ー!!
 政宗様も!あと。。。家康様もー!!
 こちらですー!」

声のするほうをみると
三成君が手がちぎれるかと思うほど手を振って
まっている。
横には秀吉さんと光秀さんもいた。


「……なんで俺だけ後付けなんだよ。」


ぼそっとつぶやく家康にくすっと笑いながら
そちらに向かった。
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp