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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第6章 交錯




あっという間に家康に引っ張られる。


「そんな無理なされてたんですね。私は
 まったく気づきませんでした。」
「………それはお前が鈍感だから。」
「大丈夫か?!ひな、少し顔色がよくないと思ったがそこまでとは…」
「クックックッ…よく見てたやつが気づいたのではないか?」
「やっぱり具合悪かったんだね。着替えるときから
 ちょっと調子悪そうだったよ??」

うわぁ。。。
完全に三成くん以外ばれてたんだと思うと
またいてもたってもいられなくなる。

「やっ、あの、ほんとに大丈夫だから。」

家康の手を振りほどいて言う。

「脈拍早い、唇に血の色なし、手首から上は熱いのに
 手先だけ冷たい。」

「!!!」

「俺を納得させる理由があるならつれてかないけど?」

ぐぅのねもでない。。。

「ひな諦めろ。しっかり休んでこい。」


政宗が私に向かって言う。
誰のせいでこんなことになったと思ってるんだと
文句のひとつもいってやりたいけど。
もちろん、言えないけど。
渋々承知するしかなかった。

「……………はい。すみませんでした。」



おずおずと家康に連れていかれる私。
はぁ。。。情けない。。。



「ほら、いくよ。」



広間を後にした。。。
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