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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第5章 溢れだす思い。




「昨日の勝負のご褒美だ。」

政宗がにやりと笑っていう。

「今日1日、俺が合図したらはるから
 するってな。」

「もーやだよぉ。。。せめて人がいないところで
 してよぉ。。。」

まだ、顔の赤いはるが訴える。

「人がいないところだともっとすごいことしてもらうぞ??」

「なっ!!やだ!!」

政宗がケラケラと笑いながらはるをなでる。
言葉がでてこない。

「ほら!ひなさんも呆れてるじゃない!!」

「羨ましがってんだよ。盛大に呆れさせてやれ。」

「うーー。。。絶対ひなさんが勝ったら
 こーゆーこと禁止令にしたのに。。。」

上目遣いで政宗をにらむはる

「わかってねぇな。そんなもん、ギリギリまで焦らして
 はるから気持ちいいことしてくれって
 言わすに決まってるだろ。」

「な!!!」

「結局どっちにしろはるは俺から逃げられねぇんだ。」

目を細めてはるをみる。

あぁ、だめだ。
さっきの政宗の一言で嬉しがっちゃったから。
きっと、罰が当たったんだ。
私が政宗にもうあんな目を向けられることは
ないんだから。。。

「……ごめんはるさん、私部屋に忘れ物しちゃった、
 先いくね!!」

言うのと同時に後ろに向き出口に向かってあるきだす。

「あっ、ごめんね、髪の毛結ったら広間にいくね!」

はるが私にむかって話す。
本当は振り替えって返事してあげたいけど
ごめんなさい。
今振り替えったら私うまく笑えてない。

「わかった、また後でね!」

すこしでも声だけでも笑顔にと勤めて答えた。


カラン。 


あっ、、、耳飾りが外れる。

「おい、おとしたぞ。」

政宗が拾って手渡す。
こーゆーときに限って、最悪だ。
振り返らないといけなくなったじゃない。

一呼吸おいて、
振り返る。

「ありがとう。」

政宗と目があって、
その碧い瞳がすこし開かれた気がしたけど
そんなことどうでもよくて。

パタパタとその場所をあとにした。






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