第4章 消せない記憶。~宴~
「相方。。??」
「逆に負けたら相方の言うことをひとつきく。」
政宗が信長様の真意がわかったのか
にやりと笑って頷く。
「私が負けたら政宗の言うことをひとつ聞くの??」
「いや、どうせ対した事もいえないだろう。
だから相方だ。」
「だから相方って誰ですか??(あぁ絶対嫌な予感。)」
「政宗ははる、貴様は俺だ。」
「「ええっ?!」」
はると私が同時に信長様を見る。
「政宗のとこはわかりますけど
なんで私が信長様なんですか!!」
私を上から見下ろして笑いながら信長様が言う。
「何度いったらわかるんだ、貴様はおれのモノだろう??」
威厳のある、有無を言わせない声で私にいった。
「や!!信長様のモノになったつもりはサラサラありません!」
「おい、ひな!御館様になんて口の聞き方だ!」
「そんなこといったって!!ここは反論しないと!」
「…………ハァ。。うるさい。」
「なんで、私巻き込まれるんですかー!!」
涙目になりながら信長様に訴えるはる。
「毎回目の前でいちゃこらしてるんだ。
今日くらい付き合え。そもそも、政宗が負けたら
はるの言うことをひとつ聞かせられるんたぞ??」
「…………。」
「え?!何、考えてるの!はるさん!
信長様と政宗みて?!絶対ろくなことないって!!」
必死に止めるものの、
はるは政宗にいつも振り回されっぱなしということもあり
政宗に言うことをきかせられるという欲がうずまく。
「わかりました!受けてたちましょう!」
「受けてたたないでよーー」
「ひな、往生際が、悪いぞ。」
「往生際もへったくれも!私に一切特がありません!!」
「なら、いまここで今宵夜伽を命じるぞ」
「!!なっ!絶対嫌です!」
「もともと貴様は誰のもととしてここに置いてると思っている」
「私はモノじゃありません!」
「俺の女だろう」
「言い方!!」
「ひな、諦めろ。いいじゃねぇか。
お前が買ったら信長様がひとつ言うこと聞いてくれるんだぞ」
「!!」
確かに。、。
前の時からからかわれ続けている信長様を
ギャフンといわせられるかもしれない。