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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第4章 消せない記憶。~宴~





ぐちゃぐちゃぐちゃ。
 

「「!!!!!」」


「ん?どうした??どちらも食えたぞ。」


光秀さんがご機嫌にどんぶり茶碗に入ったごはんに
私と政宗の大根を一緒にいれて混ぜていた。


「いやー!」

「誰だよ、光秀にどんぶり茶碗渡したやつ。
 あんなもん光秀にやったら全部混ぜるだろ。」

「光秀さん、それじゃ勝負になりません!」

「そうか?どちらも大根だった。」

「「じゃなくて!!」」

光秀さんは突っ込まれても我関せずといわんばかりに
まだ混ぜ続け口の中に運んだ。

「台無し!」

「これはノーカウントだ。次は秀吉お前はどうだ?!」

「俺か。。。俺はなぁ。。。うーん。。。
 青といってやりたいが、やはり緑だな。」

「くっ!!」

「ほらきた!!これで2対2(あと無効票1)だ!」

「ほぅ、じゃあ俺の判定で勝敗が決まるというわけか。」

今までみんなのやり取りを黙って酒を飲みながら
面白そうに見ていた
信長様が言う。

「そうゆうことに。。なりますね。
 (なんだろう、絶対に嫌な予感しかしない。)」

こーゆー時の信長様は
一番危うい。前のタイムスリップの時の信長様はそうだった。。。
ゴクリと生唾を飲みこみながら信長様を見る。

「して、貴様らは勝敗が決まったらどうするんだ、」

「あ。。、」

確かになにも決めてなかった。
そもそもこの勝負だってノリの勢いで決まったようなもんだし。

「そういや決めてなかったなぁ。
 はるとなら、必ず命令を聞く権利とかにするんだけどなぁ。」

はるを見ながら政宗が笑う。

「!!絶対そーゆーのしないし!!」

はるが舌を出してあかんべーをする。
こんなとこでいちゃつかないでほしい。
きっと前の時はみんなにこんな風に思われてたんだうか。、
ふと不安になっていると信長様が口を開いた。

「では勝った方が相方の言うことを1つ聞くことにしよう。」

「へ?!」

信長様のいってる、意味がよくわからず思わず
気の抜けた返事をしてしまう。



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