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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第2章 2.消えてしまった時間




ーーー。

 
思い出したらまた泣きたくなる。



「ーーー、ひなです。。。」





「ひな。貴様、はるの目の前に
 急に降ってきたというのは本当か?」


「あっ、たぶん。。。そうなんだと思います」



本当かって言われても、
私がどうやって現れたかなんて私に
聞かれても・・
と思いつつ、曖昧に返事する。


「単刀直入に聞く、貴様はたいむすりっぷとやらを
 してきたのか??」



「!!!!???」



私のことは知らないのにタイムスリップは
知ってるの?!


「え???・・・それは・・・」


正直に答えていいものか。
わからないまま黙っていると、
はるが口を開いた。



「急に言われてもびっくりしますよね。
 実は・・・・私もタイムスリップしてきたんです。」




「え??」


思わず隣に座っているはるを見る。


「ひなさんの着ていた服とか、急にふってきたとことか
 共通点がいっぱいで。。。」


まさか自分のほかにもタイムスリップをしている人が
いるなんて思いもしなかった。
しかも、この馴染み具合からいくと
つい最近タイムスリップしたわけではなさそうだ。


でも考えてみれば、
私も急に飛ばされてきたわけで。
タイムホールで飛ばされた人が
ほかにもいると言うのは別に不思議ではないのかもしれない・・・



「私は2015年から来たんです。」


私がタイムスリップする3年前だ。


「はる。そんなすぐに自分の事を話すな。
 して、、貴様は答えられぬのか」


信長様が私に冷たい目を向けながら話す。




「あっ。。。あの。。おそらく私もはるさんと同じです。。」


「話せるでないか。まぁよい。
 我が軍の縁起物を助けたお前もある意味縁起物だ。
 どうせいく場所もないだろう。 
 ここにおいてやる。」



「御館様!!しかしまだこやつが信用に足るものかどうか
 わかりません!!そんなやつをここに置くのは。。」

秀吉が信じられないという顔で
信長様をみる。


あぁ。。あのときと同じだ。
私がタイムスリップしたときと。。。





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