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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第15章 直感。




「うーん。。。(どっちも私のタイプじゃないけど
 たぶんはるがすきそうな生地は)
 こっち。」

かろうじて選らんだ生地を指す。

「ほんとですか?!やっぱりそう思いますか?!」

「えっ、うっうん!!」

食いぎみでこられ、若干びっくりしたものの
どうやら正解だったようだ。


「よかったーー!
 ひなさんも同じだったら安心です!」

はじけた笑顔を向けられて
少し胸が痛んだ。

「でも。。。そっちのも両方もらおうかな。。」

私が手に取っていた
政宗の目と同じ色の蒼い生地を指していう。

「えっ?二つ買うの?」

「はい。なんとなくそれも気になって。
 平八さーん!!」

お勘定をしに中に入っていく。
なんとなく、自分の選んだ生地さえも
とられる気がして
少し胸がいたんだ。

でもーーー。
私がこの生地を使って
政宗に着物を作ることはできないからーーー。

そっとその生地を
はるの選んだ生地の横に置いた。



ーーーーーーー
ーーーー
ーー



「ありがとうございます!無事に買い物ができました!」

あのあとさらに髪飾りやら
帯留めやらいろんな買い物に付き合わされた。

さすがの私も疲れたものの、
途中で家康が好む辛い料理に使える七味と
信長様用に金平糖を買っている自分がいた。


喜んでくれるといいなーー。。


「ひなさーん!こっちにもかわいい簪が!!」

まだ、買うのかはるが路地裏に入っていく。

「まだ買うの。。。??」


ほんと典型的な女の子だな、
これは確かに政宗も疲れそう。。。と、苦笑いしながら
はるの後を追う。


角を曲がると
かわいい簪が御座の上にいくつも並べられた
露店商があった。
はるを見る。


「ーーーーっ!!」
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