第2章 【海水浴!ナンパだホイ!】菊丸英二/夢主
「あ、あったりまえじゃん!、あんなのになんか、これっぽっちも反応しなかったもんね!」
・・・本当ですか?、そう相変わらずオレをみる小宮山・・・
目をそらしちゃ、ダメだ、そらしたら負け、そう思うんだけど・・・
「・・・半分だけ・・・」
やっぱ小宮山には嘘がつけなくて、そろーっと視線をそらす。
そんなオレに、なにも本当のことを言わなくても、なんて小宮山はふふっと笑った。
「ごめん、もう、二度とあんなことしないからさ・・・」
「構いませんよ、英二くんの女の子好きは、きっと一生治りませんから・・・」
あっさり否定されたオレの操の誓い・・・
なんでだよー、そう頭を抱えて嘆くと、だって、無理ですもん、そう言って小宮山がまた笑う。
「いいんです、それでも、英二くんは必ず私のところに戻ってきてくれるから・・・」
相変わらずの破滅的考え・・・
オレが最初から小宮山を大切にしていれば、こんな考えをさせずに済んだのに・・・
そんな風に思わせることが申し訳なくて、でも結局、今日も小宮山に嫌な思いをさせてしまって・・・
もう、本当に傷つけないから・・・そう今度こそ調子に乗らないように自分の心に言い聞かせる。
「・・・小宮山の水着、すんげー、オレの好み・・・」
「本当ですか?、良かった・・・気に入らなかったかな?って心配だったんです。」
「んなわけないじゃん!、すんげー可愛いぞ!、可愛すぎて、誰にも見せたくないもんね・・・」
肩を引き寄せキスをすると、嬉しそうに首に腕を回してくれる。
何度もキスを繰り返し、中断された行為を仕切り直す。
「もっと見せて?、オレしか見れない小宮山・・・」
「・・・好きなだけ、見てください、英二くんが満足するまで・・・」
柔らかい砂浜に寝かせると、そのままその上に覆いかぶさる。
水着をずらして小宮山のナカに侵入すると、顔を歪めて喜んでくれる。