第4章 【おきがえぬいセット第2弾発売祈願】菊丸英二/夢主
「じゃさ・・・」
ヌイを璃音に渡すと、代わりに奪った携帯を内カメラに切り替える。
え?と驚く璃音を引き寄せると、その唇にチューをする。
その瞬間、カシャリと鳴らしたシャッター音。
なんてことするんですか!そう真っ赤になる璃音に、撮影料だよん、そう言ってペロッと舌を出す。
結局、確認したチュー写真は、ピンポイントでヌイのオレが邪魔をして、その瞬間は写っていなかったんだけれど・・・
2人の中心でこちらに笑顔でウインクをするヌイを恨めしく思いながら、まぁ、こんなのもいいか、なんてその写真を保存した。