第2章 【海水浴!ナンパだホイ!】菊丸英二/夢主
「はい、英二くーん、そっち行ったよー?」
「ほいほーい、きっくまーるビーム!!」
「なにそれ?、必殺技ー?」
「そだよん?、菊丸バズーカってのもあるぞー?」
なに、それー、なんかエロい響きー!、そうキャアキャア笑うおねーさんたちに、確かにそっちのバズーカも凄いよん?、なんて含み笑いでウインクする。
今しているのはビーチバレー。
青い空、降り注ぐ太陽、白い砂浜、そして、揺れるおっぱい!!
真夏のビーチと言ったら、やっぱこれだよにゃ〜・・・なんて、さっきから顔が緩みっぱなしで・・・
日焼け止めクリームを塗り終わったら、本当に帰るつもりだったんだ。
じゃーねーって、手のひらをヒラヒラさせて、おねーさんたちにバイバイしたんだ。
なのに、あ、もう一つだけおねがーい、なんて呼び止められて、これ、膨らませて?、って、一生懸命膨らましてる途中のビーチボールを差し出されたら、男としては断れっこないじゃん?
別にいいよんって受け取って、あー、これって、間接キス?、なんて言いながら膨らませて、そんで終わったら、せっかくだから一緒にやろうよー?、って左右に腕を組まれて・・・
その強引さとムニュムニュの柔らかい感触には勝てなくて、んじゃ、ちょっとだけだよん?、なんてしぶしぶついて行ったんだけど、揺れる4つのおっぱいは最高で・・・
もちろん、それだけじゃなくて、もともとビーチバレーが大好きだってこともあって、やり始めたらすげー楽しくて・・・
そのうち夢中になっておねーさんたちと遊んでいた。
「あー、疲れたねー?、ちょっと休憩しようー?」
「そうだね、喉渇いちゃった。なんか・・・スイカ食べたい。」
なんでスイカー?、そんなおねーさんたちの会話にハッとする。
つい夢中で遊んじゃったけど、小宮山を放ったらかしにしていたことに気がついて、サーっと血の気が引いていく。
「うわぁ!!、オレ、もう行かなきゃ!!」
「え?、ちょっと、英二くん!!」
呼び止めるおねーさんたちの声にも構わず、慌てて小宮山の元へと駆け出した。