第2章 【海水浴!ナンパだホイ!】菊丸英二/夢主
「えっとー、おねーさんたち、コレ、ここに置けばいいかにゃー?」
おねーさんたちのパラソルに到着すると、荷物の上にラムネの瓶を置いて帰ろうとする。
いや、おねーさんたちのムチムチボディーはなかなかだけど、小宮山が待ってるし、急いで新しいラムネを買って帰らなくちゃいけなくて・・・
「ちょっとー、まだ、誰も帰っていい、なんて言ってないわよ?」
「へ?、なんで?」
「なんでじゃないわよ、キミがこぼしたドリンクはふたつで千円。そのラムネとの差額分があるでしょー?」
せこっ!、おねーさんたち、それ、せこいから!、そう苦笑いするオレの目の前に差し出されたのは、何の変哲もない日焼け止め。
塗ってよ?、なんて言わて、ほえ!?、そう思わず声を上げる。
いやいやいやいや、なに、この展開!?
いや、決して嫌いな展開じゃないけれど・・・
むしろ、願ってもない・・・って、ゲフンゲフン!
「ほら、はやく、ちゃんとムラにならないように丁寧に塗りなさいよ?」
そう言ってシートの上にうつ伏せになったおねーさんたち・・・
むにゅっと潰れて横から顔を出したおっぱいに、ぷりんと弾けるおしり・・・
しなやかな腰のクビレに、むっちりとした太もも・・・
そんな餌、目の前にぶら下げられて、揺らがない男子高校生なんているはずなくて・・・
思わず、ゴクリと生唾を飲み込む。
これは、山吹の千石のように、「ラッキー!」なんて言って、食いついていいのかにゃ・・・
いやいや、オレってば、その辺のなんも知らない男子高校生と違って、結構、修羅場も知ってんだって!
こんなとき、おねーさんの肌に触れた瞬間、その辺からガラの悪いおにーさんたちがでてきて、「このクソガキ、よくも俺の女に手を出してくれたな?、覚悟はできてんだろうなぁ?」ってさんざん痛いことされて、最後は身ぐるみぜんぶ剥がされるんだ。
・・・今は海パンしか脱がされるものないけど。