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【YOI・男主×ユーリ】扉の向こうとこちらのエロス

第2章 Tokyo's Night


「おわあっ」
「…それにしても、色っぽくない声出すね」
「お、男同士で色っぽくもクソもあるかよ!…って、見んなバカ!」
下着ごとスウェットを脱がされ、むき出しになった下半身を礼之の眼前に晒す事になったユーリは、無意識に足を振り上げて礼之を制止しようとするも、逆にその足を取られて引き寄せられてしまった。
ユーリの右足を捉えた礼之は、軽く膝の辺りにキスをした後で、徐々に舌を足の付け根の部分に向かって舐め下ろしていく。
「ひっ…ゃ、だ…やめろ…やめろよぉ」
言葉とは裏腹に素直な反応を示しているユーリの肉芽を一瞥すると、礼之は自分より肌の白いそこの先端を軽く舐めた後、くわえ込んだ。
「ああああっ!」
刹那、あられもない悲鳴がユーリから上がるも、礼之は構わずユーリの雄を口腔で愛撫し続ける。
力の入らない両手で礼之の髪を掴んで引き離そうとしたユーリだったが、血管部分と先端を舌で執拗に責められた上、礼之の大き目の手で陰嚢を揉まれ、逆にその頭を抱え込むような形になってしまう。
切れ切れの喘ぎ声と説得力のない制止や懇願に、己の鼓膜と官能をダイレクトに刺激された礼之は、少しだけ強めにそこを責め立てると、ユーリの陰茎と陰嚢がこれ以上ない程張り詰めたと思った直後、呆気なく達した。
口中に迸った礼之にも覚えがある白濁の何とも言えない苦みと塩辛さに一瞬だけ嘔吐感を覚えかけたが、どうにか堪えると、予めベッド脇に置いていたティッシュを数枚取り出しさり気なくそこに吐き出した。
射精後に訪れた倦怠感で荒い呼吸を繰り返すしかできないユーリは、涙でぼやけた瞳で礼之を見上げる。
同性としてまた年上としての矜持やそれ以上の羞恥から、礼之から顔を背けるも、
「泣かないで。ユリが気持ち良かったのなら、僕は嬉しいよ。逆に僕がユリに同じ事されたら、数秒でイっちゃう自信あるし」
再びユーリに覆い被さって顔を近づけた礼之だったが、少し考えた後で「今の僕がしたら、甘いキスにならないね」と、頬に触れる程度に唇を落とした。
未だ肩で息をしながらしゃくり上げているユーリの隣に移動すると、背後から抱きしめる。
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