【YOI・男主×ユーリ】扉の向こうとこちらのエロス
第3章 Tokyo's Midnight
「えっと…その、気持ちは嬉しいけど…それは、又今度ね?」
「でも、俺のせいでお前にすっげぇ我慢させちまってるし…」
「…うん。確かに僕、凄い『武士は食わねど高楊枝』状態。だからこそ、今ユリにそんな真似されたら確実に暴走する自信あるから!ヤリたい盛りの日本の男子高校生の性欲舐めないで下さい!マジで!」
余裕のない声で半ば喚くようにベッドの上を後退る礼之を、膝で追おうとしたユーリだったが、
「ぅわあっ!」
「礼之!?」
勢い余ってベッドから滑り落ちた礼之を止めようとするも叶わず、そのままユーリも仲良く落下する。
床が絨毯なのと、既での所で受け身を取っていた礼之がユーリの身体を抱き留め事なきを得たが、互いの裸体と局部が密着するのを覚えると、途端に頬を染めた。
「ユリ、」
「ぁ…」
このような状況でも角度と張りを失わない礼之の雄に身構える間もなく、礼之の唇がユーリのそれを塞いでくる。
一瞬だけ抗おうとしたが、礼之によって舌を絡め取られると、自然と己の粘膜を擦り合わせていた。
何度か鼻を鳴らすように声を漏らした後で、互いに銀糸を引きながら唇と舌を離す。
「…一緒に気持ち良くなりたい。だから、ちょっとだけ僕に協力してくれる?」
「どうやって…?」
耳朶を甘噛みされたユーリは、僅かに震えながら言葉を返す。
「大丈夫、ユリのココは絶対に傷付けない。その代わり…今度こそ僕の言う事聞いてね?」
ユーリの白い双丘の奥にある小さな入口を指で軽くなぞりながら舌なめずりをすると、礼之はその青い瞳を情欲に染めた。
規則的な粘着音と湿った2種類の吐息が、真夜中のベッドに響く。
「ホントに、こんなん…でっ、気持ちい、ぃのか…ぁぅっ…」
「気持ち、いぃ、よ…っ…ユリの脚が、僕のペニスを程よく締め付けてる…っ」
膝を閉じた状態でベッドに仰向けになるユーリの上で、礼之が腰を振り続けていた。
いわゆる『素股』による抽送運動を繰り返す礼之の男根は、ローションと自身の先走りの汁でユーリの太腿とその先にあるユーリ自身を汚していたが、礼之の雄が脚の間を通り抜ける度に雁首の部分がユーリのソコを擦るので、いつしかユーリも痛みを伴わない快楽に、手淫をしつつ腰を揺らめかせていた。