【YOI・男主×ユーリ】扉の向こうとこちらのエロス
第3章 Tokyo's Midnight
「ふあ…っ、ぁ、あぁ…」
「…っ、ユ、ユリっ、膝、閉じてなきゃダメ、だよ…っ」
礼之の怒張が性感帯を刺激するに連れて、ユーリは両手で己の欲望を扱きつつ、腰を動かしていた。
緑色の瞳を潤ませながら、素直に快楽を追い求めているユーリに、礼之は悦びと仄暗い欲望が頭と股間を蝕むのを覚える。
礼之の手が汗で滑った拍子にユーリの長い脚が開き、あられもない姿が晒された。
もはや自力で膝を閉じる気力も理性も残っていないユーリは、切れ切れの喘ぎ声を漏らしながら、自分と礼之の男根を両手で包み込むと、擦り合わせる。
そんな様を情欲に濡れた青い瞳が見下ろしていたが、やがてそれまで両手で互いの怒張を弄っていたユーリの左指が、おずおずと己の秘所に潜り始めたのを見止めると、勢いをつけてユーリの身体を起こし、うつ伏せにする。
「ぁ…?ひっ…」
指を抜き取られたユーリの入口は、閉じ切らずに痙攣しており、礼之が先走りの液で濡れそぼった怒張を擦りつけると、僅かにヒクつきながらもそれ以上の抵抗はしなかった。
「…いぃ…このままぶち込まれて、犯されても…」
「ユリ…?」
「礼之が、望むなら…俺は…」
敏感な箇所に巨根の感触を覚えたユーリは、一瞬だけその身を強張らせたが、震える舌で途切れ途切れに呟きを返してくる。
湿った呼吸を繰り返しつつ、暫し葛藤していた礼之だったが、
「僕、約束したよね。絶対にユリを傷つけないって」
ユーリのうなじに唇を落とすと、彼の形良い尻たぶを両手できつく掴み上げる。
「あぁっ!?…あ、あぁ…こ、擦れてる…っ…礼之の…」
うなじ同様白いユーリの双丘に、己の充血し切った男根を挟み込んだ礼之は、先程よりも激しく腰を振り出した。
「凄い…ユリの白いお尻が、僕のみっともないくらい赤黒く腫れ上がったペニス、しっかり挟んでる…」
挿入こそしていないが、礼之は今、ユーリを犯している。
「ぁ…っぃ…熱い…おっきぃ…なあ、礼之…礼之のコレ…俺の身体で、気持ち良くなってるの…か…?」
「うん…気持ち良いよ…ユリのお尻、気持ちイィ…っ!」
「良かっ…た…あぁっ!あっ、あっ」
「支えてるから、ユリの好きにしていいよ。一緒に気持ち良くなろう」