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【YOI・男主×ユーリ】扉の向こうとこちらのエロス

第3章 Tokyo's Midnight


普段の礼之なら何とも思わない事だったが、一時は鎮まりかけた己の欲望が再び理性を食い尽くした今では、理不尽な暗い感情が彼を支配していた。
徐にベッドサイドに放置していたローションで、取り出した飴ごとコンドームを被せた左指を濡らすと、敏感な箇所を責められ続けて力の入らなくなったユーリの脚を大きく開き、その奥の秘所へと伸ばす。
「な、何…あぅっ!?ぁ…ぃ、やあ…やあああぁっ!」
自分の恥ずかしい所に触れたモノの正体に気付いたユーリは、瞬間身を捩って逃れようとしたが、礼之の手がそれを許さず、更に侵入を果たす。
「嫌だ!やだぁ!礼之やめてっ、やめてくれ!…パジャールスタ!ニェット、ニェット!」
意外と柔らかい内部に、礼之は2本の指でソコの熱さと感触を堪能していた。
「…ゃだ…礼之…っ、やめて…お願い…」
「こっちの『お口』は、素直だね。僕の指、2本しっかりくわえ込んでるよ。ひょっとしなくても、こっちも弄ってたんだ?」
切れ切れに泣き声を漏らすしかできないユーリの上体を起こした礼之は、首筋を舐めながら彼の中で指を蠢かせる。
ローションや内部で溶けた飴が潤滑剤となっているのか、程良い締め付けと熱が礼之の指を包み込む。
「もぉやめて…」
「熱いでしょ…ゆっくり締めてごらん」
「礼之…!」
「何?僕は、嘘吐きな君よりずっと素直なユリの身体と会話してるんだけど」
礼之の指と、坐位のような格好で抱き合う先に当たる彼の股間の昂りに、ユーリはひぐ、と息を詰めると子供のように泣き出した。
礼之の肩口に頭を押し付けながら嗚咽を繰り返すユーリに、少しだけ溜飲が下がるのを覚えると、「話してくれるね?」ともう一度問う。
「…だって、俺のせいで礼之が籠る羽目になって…もしもバスルームで礼之が具合悪くなってたり倒れてたらどうしよう、って心配になって…!」
「だから、近付いたの?」
「お前の無事を確認したら、すぐに戻るつもりだったんだ!でも…礼之が俺を求めてる声を聞いてる内に…段々ドキドキしてきて…ベッドで俺と一緒にいた時よりも、お前のアレ、凄かったし…」
「見てたの!?」
「一瞬だけだ!…見つかるの怖かったから」
「そういえばバスルームの鍵、かけてなかったな…」
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