第15章 -払拭 [R-18]
綺麗な金髪がサラリ動き 透き通る青い瞳の奥が熱を帯びて見下ろし 口元は、妖艶な笑を浮かべペロリと整った唇を舐める姿が月明かりに照らされ…
それだけで 背中に甘い旋律が走り ゾクリとした
まだ涙を溢れさせているセレネのウルウルした瞳は、官能的でまだ、戸惑いの色が見える 紅葉した頬 プックリした唇の横が赤くなり ルイは、自分自身が熱を持った
「セレネ、可愛い…」
肩で息をするセレネを横抱きにし タオルをかけるとお風呂から出て 部屋のベッドに沈ませた 身動ぎ抵抗するも 離さないと言わんばかりに 抱きとめる手に力を入れた
いつの間にか雨の止んだ空には、綺麗な月が先程から出ていて
明かりをつけていない部屋に 優しく光が入り セレネを照らしている
上着を脱ぎ上半身裸になり
ギシリとベッドを軋ませ セレネを跨ぎ 顔の横に肘をつき 見下ろす
ブルーブラックの潤んだセレネの瞳が上目遣いにルイを見る
額、瞼、鼻 頬へとキスを降らせ 唇を啄み何度も角度を変えた
耳に顔を寄せ 耳朶の淵を舌でなぞれば ピクリと跳ねる
赤くなった肌を辿るように首筋から鎖骨へとおり キツく吸いつけば 赤くなった肌の上に 更に花弁が散る
塗り替えるように 何度も何度もチュッと音をさせ 肌を辿る
「ぁっ…んん…」
ツンと上を向いたお椀型の想像より大きな双胸の先には、ピンクの頂き
中心を触らぬように 肌を辿り クルクルと形をえがけば 更にピンッと 主張し爪先でカリッと弾き反対を口に含み舌でコロコロ転がせば
「んんンッ!」
くぐもった声…自分の手の甲を口に押し当てていた
「…我慢しないで、聞かせて…」
手をどけようとするも イヤイヤと首を振り抵抗する
両手の手首を頭上にあげ片手で抑え
もう一度深く口付け 舌を絡める
舌と舌が擦れ 絡み合い ピチャピチャと水音が鳴る
セレネの口の端から飲み込めなかった雫が垂れ
それを 頬から舐め上げ また、舌を絡めれば
「あ…んぁァ…は…」
口から漏れる吐息さえも食い尽くすように口付けたると
捉えた手の力が抜け ボウっと熱を含んだ瞳になる