第2章 彼のセリフで7題【黒バス】
「はい。杏里さん、新マネージャーの候補です。どうですか?」
「いや、どうですか?って言われても…えええ!?」
杏里のビックリアクションに火神がビクッとする。
「あ?え、なんだ?テツ黙ってたのか?」
「はい。まぁ。で、杏里さん。」
黒子は杏里に向き直った。
「バスケ、やってみませんか?」
―10分後―
そこには、ジャージを着て息絶え絶えになっている杏里がいた。
「大丈夫ですか?」
そんな杏里に水を差し出す黒子。
「きっつい…。」
「でも、楽しいでしょう?」
ほほえみながら黒子が問う。
「…うん。」
そんな黒子に不覚にもときめいた杏里。
「杏里さん。」
黒子が手を差し出す。
「おいで。」
(テツ。…佐藤さんに気があるだろ。)
(はい。大好きですよ。)