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〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第4章 カケラの眩しさ


「さっすがダーリン!わかっちゃった?!」

千「モモの事なら分かるよ。それで、どこのやつ?僕も使ってみたい」

「ユキならそういうと思った!ちょっと待って?···ジャーン!ちゃんとユキの分もあるんだよ!」

前に愛聖の髪がツヤサラだったのを褒めたら、どこのメーカーとか教えてくれたから取り寄せたんだよね!

千「···準備良すぎでしょ。僕を同じ香りにして···どうするつもり?」

「もう···どうにでもしちゃう!後でシャワーしてきなよ!ついでに泊まっちゃう??」

龍「アハハ···仲いいですね、ホント」

あ、龍がいること忘れてた。

「龍も泊まる?みんなでパジャマパーティーしよう!」

千「女子かっ!」

ユキのナイスなツッコミで、3人でゲラゲラと笑い合う。

やっぱり、賑やかなのって···いいな。

「ユキ、オレ腹減った!ご飯まだ?」

ずっと鼻を擽る料理の香りに負けて、つい本音が飛び出してしまう。

千「はいはい、あとはもう並べるだけだから待ってて?」

龍「あ、俺も手伝います」

「じゃあオレも!」

「「 どーぞどーぞ! 」」

「なにそれ!ユキと龍、いつの間にそんなに仲良くなったの?!あ···もしかして、ダーリン浮気?!浮気なの?!」

千「やめて母さん···子供の前じゃないか」

ついユキとの掛け合いが楽しくて、いつものノリで楽しんでしまう。

龍「え、あれ?!子供って俺?浮気相手と2役?」

「もう~!龍は天然出し過ぎ!」

龍の慌てる感じにオレもユキも···また笑う。

少し前なら、龍の立ち位置は間違いなくマリーで。

千も百ちゃんも仲良すぎ!

私だけ仲間はずれ!

いいも~ん!私だって超絶イケメン捕まえて浮気しちゃうから!

···とか言いながら笑いあって。

拗ねるのが演技だと分かっていても、オレもユキも、ごめんごめん~!ってマリーを抱きしめたりして。

そんな日が、いつかまた来ればいいのに···とか。

3人で笑い合いながらも、どこかで同じ時間を過ごしているだろうマリーに想いを馳せた。

また···連絡してみよう。

ユキにも龍にも言えない事だけど、今はオレだけでもマリーの無事が分かっていれば、何とか立ち回ってやれるくらい···出来るから。


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