• テキストサイズ

〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第15章 shine of the palm


紡さんと2人で、放送スケジュールと同時にモニターに映し出されてる会場の様子を見ながら、いま出来ることを確認していく。

『番組が始まったから、きっとアイドリッシュセブンの出番の2組・・・3組前には呼ばれるよね?』

紡「そうですね。特にハプニングがあったりしなければ、いつもそのくらいのタイミングでスタッフから連絡が来てます」

いつもの私は支度をする方の人間だから、細かいタイム調整に関わっている紡さんの指示を聞いて動くんだけど。

それにしても・・・

『四葉さん、もう少ししたら移動すると思うのでお菓子はまた後にしませんか?』

途中まで衣装を着てお菓子をわ食べたり飲み物を飲んだりしている四葉さんに、まず声を掛ける。

環「ん。じゃあ、終わったらまた食ってもいい?」

『終わったら続きを食べてもいいですよ?あ、それから衣装全部着る前に手洗いも済ませて下さいね?現場に着いてからだと混雑してたり、バタバタしてしまうので』

環「分かった。ヤマさん、ちょっち俺トイレ行ってくる」

陸「あ、じゃあオレも行く」

大「はいはい、2人とも早く行ってこい。っていうか、愛聖の支度はいいのか?さっき着替えたりだなんだでメイクも落としたりしてただろ?」

二階堂さんがソファーから立ち上がりながら、私の今の格好を見て笑う。

『私は別に今日は裏方ですから、ノーメイクでも構いませんけど・・・それにこの服は三月さんのだし、汚してしまっても困りますから』

そう、そこなんだよね。

あれから汗で濡れてしまった私の服をどうしようかと考えていたら、着替えを持ち歩いていたメンバーが誰のを選んでもいいからどうぞ?と差し出してくれたのは有難かったんだけど。

そもそも私との背格好が違い過ぎるみんなの服は、どれもこれも大き過ぎて。

四葉さんがグイグイと渡してくるTシャツを合わせてみれば、二階堂さんがお腹を抱えて笑うくらい大き過ぎて。

結果、サイズが大きいには変わりなくても、兄さんのなら着れるんじゃ?という一織さんの提案に、三月さんの着替えを貸してもらう事になって。

それでもパンツの裾は何回かロールアップしたし、上のトレーナーもオーバーサイズだと思えば・・・ってくらいゆるっと着れるサイズだった。

ウエストはさすがに緩すぎて、衣装さんからレディースのベルトを1本お借りしたけど。





/ 1348ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp