第11章 「戦う理由」
『このビルの屋上だよね!』
ヒロム「あぁ!」
「ヒロム!!」
後ろから声が聞こえた
2人が振り返ると…
ニックと女性の姿が
ヒロム「ニック!!何考えてんだよ!!作戦中に一般人を入れるな!!」
ニック「………その文句は…後でたっぷり聞く。でも…俺はこうしなきゃと思った」
ヒロム「………わかった。はぁ…ただし安全なところへ」
「ヒロム!!」
『(あ…この人…ヒロムくんのお姉さん…?確かリカさん…)』
リカ「姉さんの話を聞いて…!」
ヒロム「…………」
『ヒロムくん…私…先に向かうね?』
ヒロム「あぁ…。悪い」
『うん』
はビルの中へ入った
―――――
『人間を使うなんて…エンター…!!』
エンター「お呼びですか?マドモアゼル?」
『な…っ!!』
背後にエンターの声が
はイチガンバスターを手にし、振り向こうとしたが
エンター「おっと…。そんな物騒なものはしまいましょうか?」
『!!』
の両腕を掴み、腰を引き寄せる
『ちょっ…!!どこ触って…!!』
エンター「そういえば…この前あなたとキスをしましたね…」
『//!!』
エンター「覚えてますよ?しっかりと…」
エンターはを壁に押し付けて顎を持ち上げた
『離して…!』
エンター「……………」
エンターの顔が近づく
『…っ!!』
ドォンドォン!!
エンター「!!」
腕が解放され、床に座り込む
『はぁ…』
ヒロム《!!》
エンター「チッ…」
エンターは消えた
ヒロム《大丈夫か!?》
『ヒロムくん…』
ヒロム《何された》
『何も…』
ヒロム《ったく…。1人にできないな…》
『え…?』
ヒロム《いや、何でも…。立てるか?》
『大丈夫。行こう』
2人は階段を登った