第53章 それぞれの道(リュウジ寄りの方はこちらへ)
春
桜が咲いた
ヨーコとは地元の学校に編入した
リュウジはエンジニアとして働いていた
今日はヨーコとの高校編入を祝うためにパーティーを開いてくれた
「「「おめでとー!!」」」
ヒロムとリカさんがケーキを作ってくれた
『美味しい…!』
リカ「よかったぁ~」
パーティーは終わるのが早く、何だか寂しい気持ちもする
はリュウジのいる研究室に来ていた
『わぁ…すごい資料の数ですね~…』
リュウジ「まぁね。楽しいよ。夢諦めなくてよかったかも」
『あはは…』
リュウジ「ちゃんは何か夢ないの?」
『夢…』
リュウジ「まぁ…これから考えればいいことか!」
『リュウジさんのお嫁さんになりたいです』
リュウジ「そっか、俺のお嫁さん…え?」
『私、リュウジさんのお嫁さんになりたいです』
リュウジ「うそ…」
『嘘ついてどうするんですか…。本気です』
リュウジは驚いて声も出ない
『リュウジさん…私のことどう思ってますか…?』
リュウジ「…本音言うと…すっごい嬉しい…」
『!』
リュウジ「…俺でいいの…?」
『もちろんです』
リュウジはを抱きしめた
リュウジ「絶対…大切にするから…」