第11章 「戦う理由」
ヨーコ「何でお姉さん、ニックがダメなの?」
ヒロム「あぁ、昔から機械的なものは好きじゃなかったから。メガゾードなんかも怖くて、父さんたちの職場には絶対行かなかったし」
リュウジ「あぁ…それであの日、センターにいなかったんだ」
ヒロムは頷いた
黒木「突然両親を失ったショックは大きい。ヴァグラスだけではなく、我々への拒絶も大きかった」
《イヤです!!!ヒロムには絶対そんなことさせません!!》
黒木「ニックをボディーガードとして付けるだけでも大変だった」
ヒロム「結局、まだ受け入れてないです。姉は…」
森下「大前地区、O-067ポイントでエネトロン以上消費反応!!」
「「「!!!」」」
仲村「敵メガゾードの転送反応あり!メタロイドと思われます!!」
黒木「やはり動いたか…!!」
仲村「転送完了まで6分20秒!!タイプγ(ガンマ)です!!」
リュウジ「γ(ガンマ)か…。一番やなタイプだね」
森下「当該ポイントを定点カメラが捉えてます。映します」
モニターに映像が映った
黒木「ズームしろ」
森下「はい」
黒木「デルタニウムのコンテナ…」
ヨーコ「何あれ…!」
『人間だよね…これ…!』
リュウジ「人間に守らせてるんだ…コンテナを…」
コンテナの周りにはたくさんの人が
ゴリサキ「酷い…。子供までいる…」
黒木「ヨーコは03で空から突入」
ヨーコ「はい」
黒木「ヒロムとは地上からだ」
ヒロム「『はい』」
黒木「リュウジは02で敵メガゾードに備えろ」
リュウジ「はい」
黒木「デルタニウムを…いや…誰1人犠牲を出すな!」
「「「『了解!!』」」」
4人はそれぞれの場所に向かった