第10章 「ウサダ奪還作戦!」
建物の陰からヒロムが飛び出し、バグゾードの元へ向かった
リュウジ「わかった!行こう!」
3人は急いでヒロムの後を追った
エンターはトラックに飛び乗り、蓋を開けた
エンター「ジット…。水…?しかしこのためにこんなバカげたことを…?」
エンターはウサダを見た
ウサダがどんどん引き上げられていく
きっとヨーコがいるんだ…!!
エンター「すっかり騙されましたよマドモアゼル…!」
エンターはパソコンを開き、エンターキーを押しまくる
ウサダの爆弾のタイマーが早くなる
『!!やめてエンター!!』
ウサダ「ヨーコ!!タイマーが早まった!!鎖離して!!爆発する!!」
ヨーコ「えっ!?ちょっと待って!!」
ヨーコは懸命にウサダの鎖を引っ張る
ウサダ「ダメだ!!巻き込まれる!!ヨーコ!!逃げて!!」
ヨーコ「そんなのヤダ!!!」
『エンターやめて!!お願い!!』
ウサダ「ダメだって!!」
タイマーは進む
ウサダ・ヨーコ「死んじゃヤダ!!!」
『やめてー!!!!!』
ドォン!!!
『…!!』
煙が周りに立ち込める
『嘘…』
ヨーコ「ウサダー!!!!」
『………あ…!!』
煙が晴れると…
『ウサダ…!!リュウジさん…!!ヒロムくん…!!』
2人がウサダを救出していた
『よかったぁ…』
エンター「なぜです…。あなた方はバグゾードの方へ…」
ヒロム「お前が見たのはバスターマシンだけだろ」
3人がヒロムを追いかけたと見せかける作戦だった
そしてウサダの鎖を撃ち落とし、リュウジの怪力で爆弾を外し、空に投げて爆発させたのだった
エンター「なるほど…?街よりバディロイドを選んだんですね?」
リュウジ「エンター。お前は勘違いしてるよ」
ヒロム「あぁ。俺たちは4人じゃない」
バグゾードはニックとゴリサキに任せられていた
“倒せなくても動きくらいは…”