第9章 「マシン設計図を守れ!」
ヨーコ「リュウさん」
リュウジ「ん?」
ヨーコ「マシンエンジニアが夢だったって…本当?」
リュウジ「昔の話!まぁ…家がエネトロンタンクの側だったから…よくメガゾード見てたせいかな。それを開発した天才マシンエンジニアの人に憧れてね。カズヤもまったく同じだった。2人して勝手に先輩って呼んで…いつか一緒にメガゾードを作るのが夢で…。でも…高1の時にあれが起きた」
13年前のあの事件
一生忘れることのないあの事件…
リュウジ「俺はそのまま特命部に入ったからさ、それっきり」
ヒロム「夢を諦めたってわけですか…?」
リュウジ「同情しないでよ~?小さい頃の憧れや夢なんて…よくある話だよ」
~♪~♪~♪~
黒木《ヒロム、リュウジ、ヨーコ、、工場内の人間を避難させてメタロイド襲撃に備えろ。どんな手段を取っても、設計図を奪われるわけにはいかん!!》
「「「『了解!!』」」」
ヒロムたちはカズヤの元に
リュウジ「カズヤ!!ここは俺たちが守る!!すぐ避難しろ!」
カズヤ「あぁ…」
急いで部屋から出ようとする4人
カズヤ「ちょっと待って!!」
カズヤは携帯を取り出し、どこかへ連絡した
『(え…!?)』
カズヤ「はい、わかりました」
パタンッ
カズヤ「上が念のためにパソコンにセキュリティをかけろって。パスワードとか部外秘だから先に出てもらえるか?悪い」
リュウジ「…わかった。急げ」
4人は部屋を出た
ヒロム「今の電話…嘘ですね」
リュウジ「……………」
『初めて私たちが部屋に入ったとき…カズヤさん…この部屋は電波を遮断するって…言ってましたよね…』
ヨーコ「あ…。でもなんでそんな嘘を?」
ヒロム「根本的な疑問。エンターはどうして設計図のことを知ったのか。一番簡単なのは…内部の人間の協力だ」
~♪~♪~♪~
仲村《敵メガゾード転送完了まであと1分です!》
リュウジ「……ヒロム、ヨーコちゃん…。そっち…頼めるかな…」
ヒロムとヨーコは頷いて走り出した