第2章 「特命戦隊、集結せよ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「怪物だー!!!!」
『まさか…ヴァグラス…!?』
ネココ「!!こっちだ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁあ!!!」
『早く逃げてください!!』
ネココ「危険ですよー!!」
「わぁっ」
ドサッ
逃げ惑う人の中、小さい男の子が転んでしまった
『大丈夫!?』
「うわぁーん!!!!」
ネココ「ああぁ!泣いちゃったぁ!」
『大丈夫よ。大丈夫…大丈夫…』
「うっ…」
男の子は手で涙を拭いた
『よし。いい子だね』
は男の子の頭を撫でて手を繋いだ
そして物陰に連れていった
『お姉ちゃんが怪我治してあげるから』
が傷に手を当てた
傷口から淡い光が
「すごーい…」
『…っ…』
が手を離すと傷口は消えていた
「痛くない!」
『よかった。じゃあ行こう』
「うん!」
男の子を連れて逃げた
「お母さん!!」
男の子はの手を離して女性の元に走った
きっとあの人が母親なんだろう
「ありがとうございました!!」
『いえ!とにかく、ここは危ないので早く逃げてください!もうお母さんと離れちゃダメだよ?』
「うん!」
「ありがとうございました!」
ネココ「…大丈夫か…?」
『大丈夫だよ?でも少し…疲れたかも…』
しばらく使っていなかったからか、少し疲れた
ネココ「少し休んでから…」
『バカ。そんなことしてるヒマないでしょ』
はヴァグラスのいる方へ走り出した
―――――
ヴァグラスを見つけて物陰に隠れる
『あれが…』
ネココ「ヨーコとリュウジはいるんだな…ヒロムは?」
『わかんない…』
《カケラの気配…》
ヨーコ《カケラ!?》
リュウジ《なんだ…?カケラって…》
ネココ「(ヤバイ…!!)!!逃げ…!!」
『え…?』
《ん~…?そこか!!》
ガシャン!!