第5章 「特命と決意」
カッターロイド《お前たちを…切る!!》
『(エンターに聞けなかったな…お母さんたちを殺した理由…)』
リュウジ《ちゃん…?》
『!!…あ、すいません』
リュウジ《どうかしたの?》
『いえ、なんでもありません!!』
戦いの最中、カッターロイドは消えてしまった
ヨーコ「ちょっと!もう逃げたの!?」
「「「うわぁぁぁぁぁ!!」」」
下にいた警備員が叫んでいた
『大変…!!』
4人は急いで下に向かった
ヒロム《逃げてください!!》
警備員「ありがとうございます!!」
ドォンドォン!!
リュウジ、ヨーコ、はカッターロイドを撃ち続けた
リュウジ《ヨーコちゃん、ちゃん》
リュウジが撃つのを止めさせた
煙が晴れると…
ヨーコ《いない!!何なの…!!かくれんぼでもしてるつもり!?》
ヒロム《う…っ!》
ニック「ヒロム!!怪我したのか!?」
ヨーコ《ヒロム!》
ヒロム《大丈夫。それよりメタロイドを》
ヨーコ《また逃げた》
『腕見せて』
ヒロム「え?」
はヒロムの腕を掴んで手を翳した
傷口から淡い光が溢れる
ヨーコ《すごい…》
ヒロム《痛みが…》
『……………はい、終了』
ヒロム《ありがとう…》
『…うん…』
リュウジ《敵メガゾードの転送を待ってるのもなぁ…》
ヒロム《何か変だ…》
ヨーコ《え…何が?》
―――――
ヨーコ「派手すぎる?エンターが?」
ヒロム「まるで俺たちに見せつけるようにメタロイドを作ってた」
リュウジ「確かに…」
ヨーコ「でも…それが?」
ヒロム「敵がいつもと違う目立ち方をしたら…普通どう思う?」
ヨーコ「ウザい」
ヒロム「…バカ?」
ヨーコ「!!」
『そっか…陽動作戦!』
ヒロム「下手にタンクの近くだったから思い込んでしまったんです。あのタンクを狙ってるって」
ニック「待て待てヒロム!メタロイドはメガゾードのマーカーってこと忘れてるぞ!メタロイドがいる以上、やっぱりあのタンク狙いに間違いないって」
ヒロム「転送には約3Kmの誤差が出る」
「「「…!」」」