第38章 黒と白の花嫁
ヒロム「すいません。あぁ…結婚式の場所を提供していただいてありがとうございます」
ヨーコ「先生ごめんなさい。大事な日なのに…」
長谷川「気にするな!囮の結婚式するんだろ?先生に任せろ!」
ヒロム「あぁ、いや…囮はこちらでやりますから…先生は今日は…」
長谷川「とんでもない!教師として、教え子を置いて逃げるわけにはいきません!私がそのまま新郎をやります!」
リュウジ「はぁ!?ちょっと待ってください。素人には危険ですよ?」
長谷川「狙われてるのは花嫁でしょ?それに新郎新婦、どっちも偽者よりいいと思うんです。な?ヨーコ、先生と結婚式だ!」
ヨーコ「先生…」
リュウジ「ちょ…!!ダメダメ!!教師と生徒なんて有り得ない!絶対にダメ!!ヨーコちゃん、だから虫好きの男はねぇ…!!」
ヒロム「はいはいはい、落ち着いてください!」
ヒロムはリュウジを連れ去る
『よかったね、ヨーコちゃん!』
ヨーコ「うん!」
長谷川「ヨーコの友達??」
ヨーコ「うん!って言うの!」
『初めまして。です』
長谷川「あ、どうも!長谷川です」
『ヨーコちゃんから話は聞いてます!』
長谷川「何の話だよ~!」
ヨーコ「秘密~!ねっ!」
『うんっ!』
そして囮の結婚式が始まった
マサト「へぇ…。なかなか度胸ある先生じゃねぇか…。こりゃ、ヨーコちゃんは本気で惚れるかもな」
リュウジ「先輩…!冗談でもやめてください…!!ヨーコちゃんにそういう話は早すぎます…!!」
『きゃぁ…!』
いきなりリュウジが席を立ち、反対方向の席に移動
無理やり席に座ってくるからが落ちそうだ
ヒロム「…!」
『あはは…。大丈夫大丈夫…』
みんなはスーツやドレスに着替えている
は薄ピンクのドレス
ヒロム「何か…別人みたいだな…」
『そう?まぁでも…こういう格好するのは始めてかも…』
マサト「お前…おかしいぞ?」
リュウジに呆れていた