第23章 美しきアバターエスケイプ
~♪~♪~♪~
森下《メールの送信元がわかりました。個人宅ですが確認したところ、主に利用しているのは小学生の子供です》
『子供!?』
森下《名前は瀬川翔太。今日そこの脱出ゲームに参加しているそうです》
ヒロム「!!」
ヒロムの硬直が解けた
ヒロム「行こう」
『うん』
2人は会場に戻った
『あの子』
窓辺に座ってる小学生が3人
そこには「瀬川ショウタ」と書かれたネームプレートをつけた子がいた
ヒロムとは頷いて近寄った
~♪~♪~♪~
森下《エネトロン異常消費反応。ヒロムくんたちのいるビルです!》
ヒロム「『!!』」
その時、会場の内部が光った気がした
『何…!?』
バタンッ
部屋の全ての扉が閉まった
「ドアが開かない!!」
「出られない!!」
「こっちも開かねぇよ!!」
「もう脱出ゲーム始まってるんですか!?」
「そ、そんな予定は…!!」
「説明してください!」
「どういうことですか!?」
会場内はパニック状態
「おーほほほほほ!!!」
どこからかバグラーたちが現れる
そして見知らぬ女性の姿
「あんたたち楽しんでる~?でもこれから泣き喚いてもらうから…準備しといて!」
会場にいるお客たちは壁際に寄る
「強そうなやつはいるかしら…」
『どうする…?』
ヒロム「撃つ気はない…。ここで迂闊に戦い始めたら逃げ場が無い。チャンスを待つ」
『うん。でも…何だろあの人…メタロイドじゃない…』
バグラーは客たちに武器を向ける
「翔太!呼べないのかゴーバスターズ!」
翔太「えっ」
「信じるからゴーバスターズに助けてもらってくれよ!!」
『(やっぱりこの子が…)』
ヒロム「」
『…?』