第23章 美しきアバターエスケイプ
黒木「ちょっと集まってくれ」
みんなは司令官の目の前に集まった
黒木「今管理局から回ってきた情報だ。大前地区のアリアドネビルに、エネトロンを頂戴するというメールが届いたらしい」
ヨーコ「えっ…ヴァグラスかな…」
ヒロム「いくらなんでもないだろ。イタズラだな」
リュウジ「エネトロンほしいなら…ビルじゃないしね」
『確かに。ヴァグラスならタンクを狙ってきますもんね』
森下「メールの送信元は今追っていますが…その可能性が高いです」
黒木「が、無視はできん。それとなく警戒に当たってくれ」
「「「『了解!』」」」
仲村「あ…潜り込むのに…ちょうどいいイベントやってますよ」
―――――
4人はすぐに現場に向かった
ビルでは「不思議な迷宮ビルからの脱出」というイベントをやていた
リュウジ「脱出ゲームねぇ…。あんなの流行ってるんだ」
ヒロム「パズルとかアイテムとかを手がかりにして、ある場所から制限時間内に脱出するってことらしいですよ」
ヨーコ「へぇー!楽しそう!」
『うんうん♪』
リュウジ「そう?ま、中は任せるよ。俺たちは待機してるから」
ヒロム「了解」
ヒロムとは車を出た
リュウジとヨーコは車で待機
『ふふっ』
ヒロム「何だよ…」
『ヒロムくんって案外変装凝るよね』
ヒロム「悪い?」
『ううん、似合ってる』
リュウジ「はいはい、イチャイチャしてないで行ってらっしゃい」
ヒロムとはビルの中へ入っていった
エレベーターで26階に行った
《ミステリー脱出ゲームの受付はこちらです》
『何か…ドキドキしてきた…』
ヒロム「こういうの初めて??」
『うん…。初めて』
ヒロム「ふーん…(変装してなきゃデートなんだけど…)」
《受付を終了した方はスタート15分前にこちらに並んでください》
2人は受付を済ました
『ヒロムくん!?』
ヒロムはもらったパンフレットを見て固まってしまった
『あ…えと…ニワトリがすごく苦手で…見ると固まっちゃうんです!でも…元に戻りますから!』
はヒロムを引きずって非常階段に来た