第18章 その名はゴーバスタービート!
リュウジ「何のって…戦えるのはワクチンプログラムを持った俺たちだけです!ヴァグラスも倒さないと大変なことに…!」
マサト「そんな当たり前のこと聞きたくねぇよ。戦いを続けるにはエネルギーが入る。心のエネルギーがな。それが何か…だ。お前は亜空間に家族がいるわけじゃねぇだろ。ちゃんも」
『…………』
リュウジ「でもあの日…俺たちに希望を託した人たち…ヒロムやヨーコちゃん、ちゃんとした約束…俺には絶対忘れられない…大事なことです」
マサト「ふ~ん…。それで保護者みたいになってんのか」
リュウジ「………年上ですから、俺」
マサト「その年上が…足を引っ張んなきゃいいけどな」
~♪~♪~♪~
黒木《リュウジ、陣に渡すエネトロンの準備ができた》
マサト「おっ!!」
黒木《岩口地区、I-207ポイントに陣を連れて行け》
リュウジ「了解」
マサト「ワァオ!!黒リン、ありがと~!すぐ行くね~!」
陣はすぐにバッティングセンターを飛び出した
リュウジ「………かっこ悪」
『え…?』
リュウジ「保護者みたいだって。まぁ自分でわかってたけど」
リュウジは照れくさそうに笑った
『いえ…』
リュウジ「ちゃん…?」
何となく元気のない
『私…私は…何のために戦ってるのか…わかりません…』
リュウジ「ちゃん…」
『ヴァグラスは確かに倒さなければいけない敵…。でも…私は何で戦ってるんでしょうか…』
リュウジ「……………」
『家族は亜空間にいません…それにみんなの足引っ張って…』
リュウジ「ちゃんはちゃんのままでいいんだよ」
『え…』
リュウジ「ちゃんが戻って来てくれたから…俺たちも頑張れてるんだよ?」
リュウジはの頭を撫でた