第17章 亜空間から来た男
ヒロム「名前はどうでもいい!まず…あの陣マサトは本当に陣マサト本人なのかどうかだ」
J「陣は陣だ。1人しかいないし、俺は亜空間から来た」
ヨーコ「やっぱり…。じゃぁ…向こうのこといろいろ知ってるよね?」
J「俺に関係無いことは知らない」
Jは立ち上がった
J「俺は…俺にしか興味がない」
「「「…………」」」
Jはヒロムの持っていたエネトロンを奪った
ヒロム「おい!!」
そして屋上を去った
ゴリサキ「何なんだぁ?アイツ…」
ニック「ダメだこりゃ」
4人はJの後をこっそりつけた
リュウジ「やっぱり先輩に直接聞くしかないみたいだね…」
ヨーコ「話してくれればいいけど…」
ヒロム「絶対に聞き出す。亜空間のこと…メサイアのこと…」
『メサイア…』
名前を聞いただけで心臓の鼓動が早くなる
ポンッ…
『!』
リュウジ「大丈夫だよ。俺たちがいる」
コヨミの頭をリュウジが撫でた
ヒロム「俺たちも向こうに乗り込めるのかどうか、それと…」
リュウジ「………」
ヨーコ「………」
『………』
ヒロム「俺たちが1番知りたいこと…」
J「ん!?」
Jはいきなり立ち止まった
4人は草むらにしゃがみこむ
ヨーコ「それって…お母さんたちのこと…?」
ヒロムは頷いた
ヒロム「まぁ…いざ聞くとなると…何て言うか…」
リュウジ「怖いか…?」
ヒロム「……認めたくはないですけどね…」
ヨーコ「わかる…」
『(私…何か力になれないかな…)』
リュウジ「ちゃん、行くよ」
『あ、はい!』