第17章 亜空間から来た男
4人はリュウジの持っていた本を眺めていた
リュウジ「先輩としか思えないんだけどね…年齢以外は…」
ニック「つまり、本物にしては若すぎるってことか…ややこしいなぁ…」
ヒロム「もし本物なら…亜空間から来たってことだ。向こうの情報を聞き出せる」
ピッピッピッピッピッ!
森下「司令官、シューターハッチ、L-38に例のバディロイドです」
みんなはモニターを見た
J《開けろ!俺だ!ビート・J・スタッグだ!!開けろ!》
ウサダ「何アイツ普通に来てんの!?」
ニック「酔っ払って帰ってきた親父かって!」
黒木「ちょうどいい。聞きたいことが山ほどある。だがいきなりここに入れるわけにはいかない。ヒロム、」
ヒロム「『了解!』」
ヒロムとはシューターハッチを通ってJの元に
J「俺の声が聞こえてないか…そうか…よし…」
ガンッ!!
J「うおっ!!」
『あっ…ごめん…』
Jの手にはモーフィンブラスターを構えていた
ヒロム「いきなり銃撃か。お前…危ないやつだな」
J「エネトロンをくれ…昨日から…飲んでない…」
バタッ…
ヒロム「おい!!」
『ちょ…大丈夫!?』
はJに駆け寄った
―――――
ヒロムとはJを屋上に運んだ
リュウジ「どういうこと?エネトロンなら持ってったでしょ?」
J「あれは陣が使う。俺の分は黒リンに奢ってもらえと言っていた」
『黒リン…?』
「「「ぶっ…!!」」」
みんな吹き出した
『まさか…黒木司令官のこと…?』
あの顔に似合わなすぎる…!!
預けたエネトロンを飲み終わったJはヒロムの持っていたエネトロンに手を伸ばした
ヒロム「これ以上は質問に答えてからだ」
J「俺の名前は…ビート・J・スタッグ!ちなみにJは…樹液のJだ」
ヒロム「聞きたいのは名前じゃな…樹液?」
ヨーコ「って…あの木から出る樹液?」
リュウジ「へぇ~…それはまたずいぶん…」
『樹液って美味しいの…?』
J「あぁ」
『えっ!』
リュウジ「いや、あれ食べ物じゃないし…」
『えっ!』