第10章 女の子の日

「心配すんな…現実のお前が一番に決まってんだろ」

「ゃっ…！」

ぐいっとお尻を引き寄せられ、先輩と更に深く繋がる。
しかもちょうど私のイイ所に彼のモノが当たって…


「…ココ…気持ちイイ？」

「ぁっ…、だめぇ…っ…」

「はぁっ…、そんなに締めんな……俺のモン食いちぎる気か？」

私の耳元で笑いながらそう囁いてくる彼。
ぐりぐりと弱い所を擦られ声を抑えられない。

(…だめ…気持ち良すぎる…っ…)


「お前は俺だけのモンだって、ちゃんとこの体にも教え込んでおかなきゃな…っ…」

「ぁっ、あぁん…っ…」

「…俺のじゃなきゃ満足出来ない体にしてやるよ」

「っ…」

まるで獣のような鋭い視線と目が合う。
その表情にも言葉にも、私の体は更に熱く疼いてしまった。
もう何も考えられない…
私はとっくに、身も心も彼に囚われてしまっているのだ…


「…先輩っ…、もぅ…っ…！」

「…っ、ああ……俺も…ッ…」

彼の動きに合わせ腰を上下させる。
両胸も手と唇で愛撫され、私はあっという間に昇り詰めてしまった。


「あぁ…っ」

「ん…ッ…」

私が達した後、少し遅れて彼も中で果てる。
お互い抱き合ったまま、私たちはしばらく呼吸が整うのを待った。


「お前も…会社でヤんのハマってきた？」

「なっ……も、元はと言えば先輩が無理矢理…っ」

「けど途中からはお前もノリノリだっただろ？」

「っ……こ、今度こそ会社ではこれっきりですからね！」

「…あっそう…じゃあ会社ではこれでヤり納めか……だったら今日は気が済むまでヤらねぇとな」

「…！ぁっ……」

ズルリと私の中から抜け出した先輩は、その手を机の上に置いてあった避妊具へ伸ばす。
そしてソレを私の目の前にちらつかせて…


「安心しろ…お前が途中で気ィ失ったら、責任持って俺がお持ち帰りしてやるから」

「全然安心出来ません！」


そんな私の嘆きなど彼に届くはずもなく…
結局私たちは、その後もう１戦交える事となった…


(だ、誰か助けて…！)



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