第9章 社内での密事
「先輩…っ…、こんな所で…」
「…会社で不謹慎な事考えてたのはお前も同じだろ?」
「っ…」
そう言われると反論は出来ない。
確かに私は先輩に見とれて、あの夜の事を思い出していた。
だからと言って、今ここで彼とどうこうしたいと思った訳ではないけれど…
「俺をその気にさせたのはお前なんだから…責任取れよ?」
「そ、そんな…っ、ん…!」
文句は言わせないとでもいうように再び唇を塞がれる。
ちゅっ…くちゅっと響く水音が互いの神経を更に昂らせていった。
「…葵」
「っ…」
不意に囁かれた下の名前。
いつも名字で呼ばれているせいか、そんな些細な事にもドキリとしてしまう。
「ふ……キスだけでもう濡れてる」
「ぁっ…!」
スカートの中に手を入れてきた彼が、ストッキングの上から秘部をなぞってくる。
自分でも信じられないくらい私のソコは濡れてしまっていた。
「それとも…キスする前からエロい事考えて濡らしてたとか?」
「ちがっ…」
「まぁ俺は…どっちでも嬉しいけどな」
そう笑った彼が、あろう事か私の下着ごとストッキングを下ろしてくる。
「ちょっ…、先輩っ…だめです…!」
「…これ以上下着濡らす訳にもいかねーだろ?」
「……、」
「つーか俺がもう我慢出来ねーし」
「ゃっ…」
私の靴を脱がせ脚から下着とストッキングを抜き取ると、彼はその場に腰を下ろし自分の肩に私の片脚を乗せる。
当然私の秘部は彼から丸見えで…
「やだっ…、恥ずかしい…っ…」
「…コラ。髪引っ張るな」
「ぁっ…」
今度は手を取られ、抵抗出来ないよう動きを封じられる。
そのまま彼は厭らしい音を立て私のソコを舐め始めた。
「ぁっ、ぁっん…!」
「…声は少し我慢しろよ……ここ、防音じゃないだろうし」
「…!」
そう指摘され慌てて口を噤む。
手は相変わらず彼に握られているので口元を押さえる事は出来ない。
恨めしげに彼を見下ろすと、「ふ…」と鼻で笑われた気がした。
「んっ、んん…っ…」
舌を巧みに使って私を追い詰めてくる彼。
時折じゅるじゅると溢れたものを啜られ、その音に聴覚も犯される。
「すげー濡れっぷり……舐めても舐めても溢れてくるな」
「っ…」
「けど…そろそろ舐められてるだけじゃ物足りないだろ?」
「……、」
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