【ツキプロ】 ALIVE SOARA中心夢小説まとめ
第3章 どんな時でもそばにいて(大原空)
穏やかな寝息が聞こえてきて、痛みは感じてなさそうだなぁって安心する。
(なんで言ってくれないの、なんて)
正直最初の頃はなぜ話してくれないのかとか、モヤモヤしていたけど。俺に気を使わせないためとか、女性というただそれだけで休まなきゃいけないことを不甲斐なく思ってるらしいところを知って。
(きっとこれからさきも言わないんだろうなぁ)
まひるのことだし、きっとこれからも抱え込むんだろう。けど、一人で抱えさせない。頼れないと思っているなら俺から手を引いて頼らせればいい。
(その痛みからは救えないけど、一番そばで支えるから)
空はまた覚悟を強めて、自分も目を閉じた。