【ツキプロ】 ALIVE SOARA中心夢小説まとめ
第1章 あったかい、君。(大原空)
『うん、やっぱりかっこいい』
彼女にしては珍しくふわっと笑うから俺は見とれてしまって、その勢いのままだきしめる。
『空?』
「うーーー俺のまひるが今日も可愛い...」
『馬鹿な事言ってないで、時間は?』
「ハッ!!!」
俺は慌ててリュックを探すけど、彼女がホイ、と手渡してくれる。
『必要なものは入れといたよ』
「神か」
『もっとあがめて』
アホな会話をしながらドタドタと玄関口まで走っていく。今日もお仕事頑張れそうだな、とウキウキしながら。追いかけてきてくれる彼女の足音に、余計心が弾む。
あ、でもどうせならもう少し景気づけが欲しいかもしれないな。
『それじゃ。いってらっ────』
手を振るまひるの頬にむけて、ちゅむ、と小さいキスをひとつ。
「...ん、ありがとね、いってくる」
『...ばか』
俺は今日も全開です!