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IN DREAM2

第5章 水と火


暗殺者から離れるクライヴ
「名前、きいてもいいか」
ヒルトは優しく暗殺者に向けて声をかける
「ジェイク・バルシウス
・・・炎を司るインドリームだ」
「よし、よろしくなジェイク
おれはヒルト・クローズ
風を司るインドリームでリーダーをしているんだ
こいつはクライヴ、インドリームじゃないけど俺の大切な仲間だ
少し警戒心がつよいところがあって、すぐに手をだすところがあるけど、許してやってくれ」
ヒルトは壁に背中をつけて冷静にしているクライヴを見ながら
少し気まずそうに話した
その器量、冷静に状況を納める判断力すべてにジェイクは感服し
己が警戒して忍び寄り、薄汚い方法での出会い方をしてしまった事が恥ずかしく感じた

「わるかった、ヒルト
俺はお前が本当にインドリームなのか確かめたかった
勿論、認めれもらえるなら一緒に旅をして世界を救う為に力をかしたい」
「そうか、ありがとうジェイク
俺たちは炎と水を司る仲間を探してこの町に訪れたんだ
一緒に旅をしてくれるなら、俺は大歓迎だし仲間も快く受け入れてくれるさ」

「ほ、ほんとうか、じゃあ、冒険組合に登録して役人達の依頼に対応していたのは・・」
「あれはジェイク達と会うまで、時間があったからしていたことなんだ
勿論、人助けや旅のお金を稼ぐためでもあるけど
本当の目的は仲間をまっていた、かな」
「・・俺たちがこの町にくるとよくわかったんだな
誰にも話していないし、知っているのは俺と一緒にいる水のインドリームだけだ」
「それは、この石が反応したからだ
この石はインドリームの力に反応し、仲間の居場所を教えてくれる
俺たちはこの石を元に旅をし、ここにたどり着いたんだ」

ヒルトはベットの隣にある机の引き出しから七色に輝く宝石を取り出し、ジェイクにみせた
特殊な魔力が宿った宝石
それを造りだしたのは地上の種族ではなく
もっと高度な文明をもつ種族・・たとえば天族
どちらにせよ人が生み出した者ではない宝石に魅了され
ヒルトの話を信じるしかできなかった
火族として生まれ、多くの奇跡や特殊な能力をもつ種族、噂、技術を目にしてきたが
それよりも驚かされることがインドリームとなってから多すぎた

「明日、水のインドリームにも会わせてくれないか、ジェイク、これから長い旅になると思うし、是非仲良くしたいんだ」
「勿論だ!あいつはきっと快く仲間になると思う」
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