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IN DREAM2

第14章 土族


ヒルトと霊光石はイリヤの中に潜り、意識が精神世界へ潜っていく間は肉体がいつも無防備になる
ジェイクとクライヴは武器を構え、空中で戦うライセイとフェアリスを視界に入れた途端
狙ったように真横に降り立つライセイ

「ジェイク!
クライヴも!
来てくれてたのか!」
「気づくのおせーよ、ライセイ」
少し呆れた表情で話すジェイク
「わりぃな・・
けど、イリヤが・・」
「イリヤの事ならヒルトと霊光石に任せろ。
あいつらが精神世界に行って、イリヤを復活させようとしてる。
それが終わるまで、俺達はここを守るぞ」
「ああ!」
槍を構え、ライセイはジェイクに自身の記憶を共有し
イリヤとフェアリスの戦い方と能力の情報を共有する
「あの針が武器であり、防御にもなるうえに
時限式の爆発ダメージを強制的に与える能力、か。
厄介だなー
おまけにイリヤが針を封じ込めたら闇の力で解除したんだろ?
どうやって対処するんだ?」
「あくまで針の消費がカウントダウンに繋がるのであって、
その前にライセイとジェイクが破壊すればカウントダウンは止まる。」
クライヴか突然対処法について語ったため、二人は目を合わせる
「俺達の情報がクライヴにも伝わった?」
「そんなわけあるか。
インドリーム同士の共有は俺には絶対にされない。
俺が対処法を知ってるのは、あくまで奴の能力について
〝中にいるあいつら〟が知っていたから
その記憶を元に伝えただけだ」
クライヴは取り込んだ対処の記憶、感情、能力全てを引き出せる。
そのため、未知の敵と退治しても
その能力について知ってる者を取り込んでいれば、対処は可能になる。
「あと、フェアリスは自分で針を爆発させて一気に消費するという手も使える。
何がなんでも、針を消費させないように戦う必要がある。
俺はヒルトと霊光石とカイの警護をする・・
フェアリスの相手は2人に任せたいいか?」
クライヴの問いに、ジェイクとライセイは自信に満ちた表情へ変わる
「任せろ!」
2人同時に、同じ言葉を発し、空高く飛んでいく
ジェイクは両足から炎を放出させ
ライセイは磁力で浮く
その2人をニヤついた表情で見るフェアリス
「作戦会議は終わった?」
「あぁ、今すぐにてめぇをボコボコにしてやるよ!」
「おっもしろー
やってみろよ、インドリーム!!」


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