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IN DREAM2

第14章 土族


突然、大地に切れ目が生じ、地中から岩石の双龍が生み出され、フェアリスに向かって口を大きくあけて飲み込もうとする

「いいねぇ!」

操っていた水晶を捨て、背後に呪符を貼った巨大な針を10本浮かせ、円状に回転させ、フェアリスは勢いよく飛んで避ける
それでも追いかける双龍に、フェアリスは突然振り返り、浮かせた針の1本をまっすぐ飛ばし、一匹の龍の体内に突き刺し、呪符を爆発させる
その威力は岩石を粉砕し、粉々にした
だが、イリヤは塵一つ逃さずすぐにインドリームの力で再構築し、フェアリの目の前に砂の巨腕を作り上げ、目にも止まらない速さで殴り飛ばす
小さなフェアリスはそのまま吹き飛ぶが、呪符で時空を切り裂き
空間移動してイリヤの真上に転移する
「呪符・一の式
炸裂発火呪業」
呪符越しに小さく生きを吹きかけ、針で突き刺すと
呪符は発火し、焼き切れるがそこから生まれた炭が斬撃へ変形してイリヤに襲い掛かる
「!」
イリヤはすぐに岩石の防御壁を作り出し、斬撃を防ぐ
だが、岩石に突き刺さった刃がフェアリスの合図に従って爆発し、イリヤは頭から血を流す
それでもその場から離れようとしない様子をみたフェアリスはニヤリと笑う
「なるほど、僕と戦いながら地脈にインドリームの力を注ぎ続けてるんだね。
地面から作った双龍を破壊しても
すぐに別の形に変形できたのは、その土が地脈により近い場所にあったのと、今の君が地脈事操ってるに等しいため、か。」
背後に浮かした針を一本手に取り、イリヤに目掛けて突き刺そうとするが
新たに作り出された防御壁の岩石は一切傷つけることができない
「そしてこの岩は僕の針だけじゃ傷がつけれないから
もう一つの能力呪術を使う必要がある。
そっちを使うと流石に壊せそうだね
この岩も、君自身も。」
「どうだろうね。
あなたがイリヤの能力を知ってるのと同じく
イリヤもあなたの能力を知ってる。
つまり、持久戦にはさせないつもりだよ」

イリヤはフェアリスの背後に浮かぶ針に目線を向ける
「あなたは針に呪術を込め、攻撃や防御に使用したり、その針を自在に操ることが出来るけど、
真の力は自信の魂を呪物化して相手の生命力の最大値40%のダメージを与えれる爆発術。
その爆発はカウントダウン制でその針を使い切った時に起こせる。
けど、その針がある限り出せないのなら----」
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