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IN DREAM2

第14章 土族


その後、闇族が突如土族へ侵略を開始

核を闇で汚染された土族は暴走し、闇の眷属となって同族を襲っていく
フェアリスを筆頭に精鋭部隊が応戦するが、戦況は悪化の一途を辿っていく
ついにイリヤの研究室にも闇族が押し寄せ、息を切らしながらインドリームの力を行使して戦い、逃げるイリヤ

「どうして・・こんな・・!」
同じ研究員が闇に侵され、眷属となって襲ってくる悪夢
家族の安否を心配しながら研究室の奥へ進んでいく
ゲートは半場壊れており、魔法で施したセキュリティーはほとんど意味をなしていない
それでも最奥に眠らせている物に傷がついていないことを確認すると、イリヤは嬉しさのあまり涙を流した
「良かった・・・義体は無事だ」

傀儡技術を適用させた者が次の肉体として使用する器
それが義体であり、数百の義体は無事に保管されていた
誰も試験体になっていない技術だが、イリヤは自分に適用させることで他の者も安心して使えるようにしようとした
イリヤが義体に触れ、魂の結合を始めようと装置に触れた途端
後方から激痛が走り、血しぶきを上げた

「あ・・・い゛・・」
激痛が全身を襲い、その場で倒れる

フードを深くかぶった男はイリヤに近づき、頭部を踏みつけようと足をあげるが
とっさにイリヤは岩石で身を固める
「お前だけ・・・逃げるのか」
「!
その声は・・所長?!」
身をねじって男の顔を見上げると、闇に汚染された技術所長が血まみれで立っていた
体の所々に穴があき、致命傷のはずだが核が無事のおかげで歩けているのだ
だが、その核も闇に汚染され始め、魔族になるのも時間の問題だった
「その傀儡技術は・・お前のような小娘が使うのでは・・・ない!
本当に生き残るべき者達に・・・渡せ!」
闇でできた剣を握りしめ、イリヤを襲う所長
とっさにイリヤは大地を操り、所長の体を突き上げる
「ぐは?!」
黒い血を吐き出し、天井に串刺しになる所長
イリヤは涙を流しながらうつむく
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・
でも、誰かがしなくちゃ・・・この技術が土族を救うものだって・・照明する必要があります・・
インドリームになったイリヤが成功するかわからないけど・・
もし成功すれば他の人達も安心して使えます・・だから・・・イリヤは・・!」

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