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IN DREAM2

第14章 土族


「全部報告されるから、ですよね?」
「正解。
毎月会議しているけど、月が変わるだけで進むような話じゃない事くらい、議事録を読めばわかるよねー」
少し呆れたように呟き、フェアリスは深呼吸する
「話を本題に移すよ。
単刀直入に言う。
イリヤ・マルク、君は土を司るインドリームだね?」
イリヤは息が詰まるような感覚に襲われる
「えっ」
「ここに入る入口付近で岩石が浮かされた痕跡があってね。
魔力を調べたら君と見たことないエネルギー跡がついてたんだ
インドリームに目覚めたのはごく最近ってところかな?」
確信を得たファリアスの言葉に、イリヤはどう答えるべきか
必死に考える
否定すれば虚偽罪に問われる
相手が族長なら尚更だ
肯定すれば今後のゴーレムの魔力源にされかねない
それは即ち、死を意味する
まだ死ぬわけにはいかない。
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