第14章 土族
「わかれば良い。
監視役兼案内役としてカイ・マルクをお前たちに付ける。
カイ・マルク、入れ」
「はい」
突如ヒルトの背後から姿を現したカイは
服についた砂をはたき、軽く頭を下げ、すぐに上げる
「君に与えていた偵察任務を監視任務へ変更する。
これからインドリーム達に治療室と第一前線、そして封印場へ案内させなさい。
もし反逆者と要注意人物が危険な真似をすれば
この地から追い出しなさい。」
「承知いたしました。
では早速、現場へ移動いたします。」
カイは金槌を地面にたたき、インドリーム達をまた別の場所へ移動させた。