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IN DREAM2

第4章 新たな仲間


樹海が広がる景色
だが所々に獣の爪痕が残り、木々が枯れている
獣の爪痕を観察するように眺めるクライヴとヒルト
「クライヴ、やっぱりあの時俺たちを襲った魔獣と同じ爪痕だ」
「あぁ、だったら俺の魔力で誘き寄せれるな」

ニヤリと笑うクライヴに、ヒルトは大剣を構え
ユリエフ、イリヤ、ライセイに隠れるよう伝え
クライヴの視界から消えるように隠れた

「ーーーー来い、《ダーク・スネイヴル》」



それはまるで悪魔の生業といえる技であった

蛇が蛇行するように畝る闇の触手は
クライヴの右手から湧き上がる黒い炎を元に発生し、樹海の木々に絡みついていく

魔力、生命力を吸い上げる触手は
瞬く間に樹海を枯れ果てさせる


「ヒルト君、彼は一体何をしているのですか?」

「クライヴの闇を使って、周囲の魔力や生命力を闇のエネルギーに変換しているんだ
変換されたエネルギーは空気に漂い、強い魔族をおびき寄せることができる。
あの力を使えば、ライセイとイリヤが探している魔獣は現れるはずと思う」

不安げに問うユリエフに、ヒルトはまったく怯えず
まさにこの光景を何度も見てきたかのように
冷静に答えた

「実際にあの技で魔獣をおびき寄せたことがあるって口ぶりだな」

「あるさ。
偶然だったけど、クライヴが暴走しかけた時にあの技を使い、
周辺の魔力や生命力エネルギーは闇のエネルギーに変わり
魔獣が現れた。
その時は見逃してしまったけど、特徴的な外観だったから
今でも覚えてるよ」
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