第13章 青い炎
「さっきも話した通りだよアラン
俺は種族だろう生い立ちが何でも関係ない
同じ志や夢をもっている存在は仲間だ」
「・・驚いたわ
そこまで徹底的なんてね」
「俺はいつでも本気で向き合ってるよ
だから皆、俺のことよく心配するんだろうな
けど、これが俺の覚悟だ
アランの質問の答えになっているかな?」
「十分よ、十分すぎるほどの答えね
本当、あんたの言うことが正解だってつくづく思うわよ」
「うん、イリヤもそう思う!
ヒルトは皆と違った考え方してるし、面白いよね」
「ははは・・面白いのかな、俺。」
満面の笑みで語るイリヤに対し、ヒルトは苦笑しながら頭を撫でながら笑う
「お前達、準備はいいか?
もうすぐでゲートを抜ける
たどり着いた先はジェイクとヴァンが待っているぞ」
クライヴの声は慎重で低く、その場の空気を変えた
暗闇はわずかに光に包まれ、異次元の世界が広がっていく
「皆、誰も欠けることなく戻ろう」
ヒルトの掛け声に応じた5人の仲間達
インドリーム達は瞳に戦う覚悟と希望の光を宿らせ、ジェイクが居る異界へたどり着く